地域医療連携・訪問診療

介護・医療関係者の方へ

厚生労働省は、お年寄りの尊厳を保ちつつ自立した生活ができるよう支援することを目的として、できるかぎり住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを続けることができるように、「地域包括ケアシステム」の構築を推進しています。

また、令和6年3月に策定された「第八次和歌山県保健医療計画」においても、がん・脳卒中・心筋梗塞・糖尿病・精神疾患・小児医療・周産期医療・災害医療・へき地医療・新興感染症・在宅医療の各疾病又は事業ごとの医療連携体制の構築について記載されています。

これらのなかで歯科医療機関が果たす役割として、以下の項目が挙げられています。

疾病のなかでも特に脳卒中と糖尿病については歯科が担う役割も重要となり、予後に与える影響は少なくありません。

第八次和歌山県保健医療計画(令和6年3月策定)より引用
第八次和歌山県保健医療計画(令和6年3月策定)より引用

どの疾病においても、誤嚥性肺炎の予防のために口腔ケアが非常に重要であることはもちろんですが、脳卒中については後遺症として生じる摂食嚥下障害への対応糖尿病については歯周病の治療が必要となるため、当院では全身状態や投薬状況を把握するために各医療機関との連携を重視し、積極的に情報交換・情報共有に取り組むよう心がけております。

また当院は近畿厚生局による「在宅療養支援歯科診療所1」の施設基準の指定を受けており、現在20以上の居宅介護支援事業所のケアマネージャーと情報交換をおこなって連携し、在宅や施設・病院への訪問診療にも対応しております。訪問の際には歯科医師と歯科衛生士が同行し、定期的な口腔ケアや口腔機能の維持向上のためのリハビリテーションだけでなく、虫歯治療義歯作製膿瘍切開や抜歯などの外科処置にも必要に応じて対応しております。歯科医師が必ず同行するため、緊急の症状が見られた際にもその場で判断し応急処置などの迅速な対応が可能です。

訪問診療のご依頼

訪問診療のご依頼は、利用者様本人やご家族、主治医、ケアマネージャー、入居先施設職員、訪問看護ステーションなどどなたからでもご連絡いただければ対応いたします。それぞれのケースに合わせて訪問計画を立てますので、まずはお電話かお問い合わせフォームよりご連絡いただきますようお願いいたします。

訪問開始までの一般的な流れ

(1) 訪問診療を依頼、医療保険/介護保険の負担割合を確認(生活保護も対応可)
(2) 検診をおこない、計画書を作成 必要な費用をご案内
(3) 利用者様が計画書をご覧になり、受診を希望される場合は担当ケアマネージャーと連携
(4) 訪問日時を調整し、訪問開始
(5) 訪問日ごとに診療内容を訪問先施設・病院へ情報提供
(6) 1ヶ月ごとの診療内容を報告書にまとめ、利用者ご家族やケアマネージャーへ情報提供
(7) 利用者様の自己負担金は口座振替にてご請求

訪問診療担当歯科医師

角野 公紀

森川 恵里

お問い合わせはこちら

以下の欄にご記入のうえ「送信する」をクリックしてください。

    お名前(必須)

    お名前ふりがな(必須)

    メールアドレス(必須)

    電話番号

    ご希望の連絡方法(必須)

    お問い合わせ内容(必須)

    プライバシーポリシー

    サイトマップ