入れ歯(義歯)
特徴
歯が失われた部分を補う方法として、「入れ歯(義歯)」「ブリッジ」「インプラント」という手段があります。
入れ歯の特徴としては、
1. 取り外しが可能である(固定式ではない)
2. 歯のない範囲が広くても適応しやすい
3. 保険適応のタイプと保険適応外のタイプが選択できる
といった点が挙げられます。
入れ歯(義歯)
メリット・デメリット
入れ歯のメリット(良いところ)
1. 外科的な処置が不要、ご自身の歯を削る量も少ない
2. 歯が失われた部位がどこであっても、柔軟に設計ができる
3. 歯が失われた範囲が広くても、早期(1ヶ月程度)で回復できる
入れ歯のデメリット(劣るところ)
1. 固定式ではないので、外してお手入れが必要
2. 歯ぐきの上に乗せている形なので、噛む力がもとの3割ほどに低下する
3. 慣れるまでは異物感が大きい
保険適応の入れ歯と保険適応外(自費治療)の入れ歯のちがい
保険適応
・土台部分(歯ぐきに相当するピンクの部分)がプラスチック製であり、分厚く、食物の温度を感じにくいこともある
・隣り合う歯に、入れ歯を固定するための金具を引っ掛ける必要があり、場所によっては金属色が目立つ
保険適応外(自費治療)
・土台部分(歯ぐきに相当するピンクの部分)のうち見た目に影響ない範囲を金属製にし、薄く、食物の温度が伝わりやすいようにすることが可能
・入れ歯を固定するための金具を用いず、土台部分(歯ぐきに相当するピンクの部分)を特殊な柔軟性のある樹脂材料で作製することで、外から見える範囲に金属のない入れ歯にすることができる
治療例(金具のない入れ歯 –保険適応外– )